前回の続きです。前の回ではオブジェクト指向として一番重要なのが「メッセージング」という概念だと記述しました。そして、作るべきオブジェクトの単位として
「現実をモデルとし、メッセージングを行える単位にまで整理した構造体」
だと(勝手に)定義しました。
現実をモデルとするのは、それが直感的にわかりやすいからですね。
そこで今回と次回を通じて、上記を想定にしてどのようなクラスを作るべきかを最初は簡単な例から考え、次にもう少し複雑なものを想定して考えていきます。
ちなみに、ソースコードはほとんど記述しません。ロジック部分は、オブジェクト指向とはほとんど関係がないからです。なので主にクラス図を使って説明していきます。 続きを読む